全日本ラリー JN5クラスに参戦中のMINI JOHN COOPER WORKS RALLY TEAM.のレースレポートです。

第6戦 モントレー 2016 in 嬬恋

開催日

2016年8月26日(金)〜8月28日(日)

開催場所

群馬県・吾妻郡嬬恋村 近郊

天候/路面

Day1 雨/ヘヴィウェット
Day2 雨/ウェット
ターマック(舗装路面)

総走行距離

319.173km

SS総距離

68.775km

参加台数

63台

2016年全日本ラリー選手権は、早くも後半戦に入り、群馬県嬬恋村に舞台を移して3戦ぶりのターマック(舗装路面)ラリーとなる「モントレー2016 in 嬬恋」が開催された。
標高1,300mに位置する「パルコールつま恋スキーリゾート」にサービスパークが設置され、ラリーパークには数多くのメーカー・ショップブース、飲食ブースが並んだ。また、競技中のラリーカーが離れた場所にいる時間を使って、D1に出場するチームのデモランやオートテストが行われるなど、観戦客を飽きさせない演出がなされ、大いに賑わっていた。
Day1は、「桟敷(5.222.km)」を4回、「大前須坂 Down(5.316km)」を3回、サービスパークに隣接したスーパースペシャルステージ「Sammy SSS(0.491km)」を2回走行するスケジュール。Day2は、「三原門貝 short(4.023km)」「パノラマ R(5.518km)」を2回と、Day1で使用した「大前須坂 Down」の逆走となる「大前須坂 Up(5.737km)」、同じくDay1の「Sammy SSS」の逆走「Sammy SSS R(0.401km)」を2回ずつ、2日間で全16本、SS総距離 68.775km、総走行距離 319.137kmで競われるターマック(舗装路面)ラリーである。

27日(土)8:30に1号車がスタートして大会は幕を開けた。昨年のモントレーに続き、今年度も天気は雨。台風の影響もあってか、26日(金)の午後から雨が降り出し、夕方からは豪雨となったため各SSの路面コンディションが心配された。MINIのセッティングもウェット用に変更して、まずはSS1「桟敷1」に向かった。オープニングステージとなる「桟敷」は、道幅の狭い中高速の登りが主体となるステージ。きつい勾配の途中にあるコーナーは、脱出速度がのらないと大きなタイムロスとなる大胆かつ繊細なドライビングが要求されるテクニカルなステージ。3戦ぶりのターマック、また初めて使用するタイヤでのウェットコンディションとあってか、タイムはクラス8番手となった。つづくSS2「大前須坂Down1」は、2車線道路をハイスピードで駆け下りるコースとなっており、ロングストレート途中にはシケインが設置されるなど、こちらも一筋縄では行かないコース設定。これをクラス7番手タイムで駆け抜け、スーパースペシャルステージSS3「Sammy SSS1」へ。多くのギャラリーが見守るショートステージだが、コーナー途中で右側のドライブシャフトが折れるトラブルに見舞われる。幸いにも、このSSの後にサービスだったため、30分間でドライブシャフトを交換、各部点検をし、SS4「桟敷2」へ向かった。悪天候が続いたDay1、この日4回走行する設定の「桟敷」、順調にタイムアップを図り、SS7ではSS1と比較してもキロ3秒を上回る好タイムを刻み、FIA公認車両であるRR車両に3台続く4番手を記録した。同じく3回の走行となる「大前須坂Down」では、キロ1秒のタイムアップを図るも、3回目となるSS8、スタート4km地点あたりの下りストレートからの右コーナーでスピードを抑えきれずにコースオフ。それでも、SSフィニッシュまで車両を運んだが、修復できる状態ではなく、リタイアという結果となった。
最悪といっていいほどのコンディションの中で、巻き返しをはかって奮闘していただけに、非常に残念な結果となってしまった。次戦は、北海道帯広にて開催される「RALLY HOKKAIDO」。3週間のインターバルという厳しい状況ではあるが、出場に向けて修復作業を行い、国内最長、そして最も過酷なグラベル(非舗装路面)ラリーに臨む。

ドライバー 大橋 逸夫 選手コメント

今シーズン初めてのフルウェットのラリー、そして初めて利用するタイヤということもあり、序盤は抑えて走行していたものの、同じクラスの車両の中でも市販車改造車両とのタイム差が無くなったことでマシンの性能を引き出せてきたかと思った矢先のクラッシュでした。ペースが劇的に上がったことで本来抑えるべきところを抑えきれなかった私のミスです。申し訳ありません。
次戦はきっちり対策をして挑みたいと思います。

コ・ドライバー 藤上 亘 選手 コメント

応援していただいている皆様、スポンサー様、申し訳ありません。リタイアとなってしまいました。また、会場でお声がけ頂いた皆様、お気遣いありがとうございました。大きな事故や怪我にならずほっとしております。
ライバルである同クラスのRJ車両に迫るべく、登りの林道ステージの走り方について模索し、大幅なタイムアップをした直後のSS8、下りの車速ののったコーナーでクラッシュしてしまいました。攻めた結果ではありますが、危険ポイントの見極めが事前にもっとしっかりできていれば・・・翌日に向けて良い流れで終われそうだっただけに非常に悔しい思いです。次戦のラリー北海道は、シリーズ中で最もタフなラリーです。準備と体調を万全に整えて臨みたいと思います。