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MINI JOHN COOPER WORKS RALLY TEAM.のドライバー、大橋逸夫による車輌開発ストーリーから
レース情報・現地情報など、盛り沢山の内容でお届けします。

2015年ラリー北海道テストDAY2が終了しました

いやー午前中だけのはずだったのに
午後にかかってしまいました。

昨日に続いて同じ場所でテストを行いました。

朝はまず昨日の症状が出るかどうかの確認。

昨日の症状は?
水温の異常です。

オーバーヒートというわけではなく
水温計が今まで見たことのない動きをするのです。

MINIの水温は高めで、一番高い時は115度くらいまで上がります。
ですが、スポーツモードや、エアコンを作動させているときには
低い温度を保とうとする動きをしていたので、
水温が上がることによるフェイルセーフを防ぐため
SSの前にはエアコンをつけて、スポーツモードをオンにした状態で
SSを走行していました。

が、今回何をしても下がらないんです。
115度は超えないのですが、水温が100度以上に上がり、ファンが回るものの少し回って
ちょっと水温が下がる、ファンが止まる、水温上がる、ファン回ると
かなり高い数字を保つようになりました。
外気温は高くないですし、テストコースはわずか1.13㎞

走行してもパワー感がない。

パワー感がない上に、エンジンパワーを絞られるDSCが介入すると
ものすごくもっさりした動きになります。

と、いうことで

昨日半分以上の時間をかけて原因を探ってみたところ

ここにあるベルト&プーリーが怪しい
ウォーターポンプのプーリーがスカスカで、手で回る
テンショナーがちゃんとベルトにテンションをかけてなさそうな雰囲気。

ちょっと細工をして昨日は終了し、
本日朝からその確認だったのです。

スペアのパーツはなかったので、MINI札幌さまに即座に連絡をしたところ

快く対応していただき、本日にはもう部品が入荷することに

で、本日のテスト

朝一回目の走行
”変わりません”

で、仕方ないので
足回りのセッティングに入ります。

一本走るたびにセッティングを変え
午前中何度試行錯誤したでしょう

ようやく午前中最後の走行で
納得のいくセッティングが出ました。

午後も引き続き、車をどういじるとどう変わるか?を知るためのセッティングを続け
やっちゃいけないことはわかりましたw

テストは無事終了
サービスパークに車を移動し
本日は終了です。

セレモニアルスタートゲートには
MINIのロゴも入ってますよ